コミュニケーション-非言語によるもの

コミュニケーション、非言語手段によるものを中心に紹介します

今回ご紹介するのは『コンテクスト』です。日本語では、「文脈」とか「背景」などと訳されます。まずは、辞書による説明を確認してみましょう。

『一般に、コンテクスト(あるいはコンテキスト)は、日本語では「文脈」と訳されることが多いが、他にも「前後関係」、「背景」などと訳される。コミュニケーションの場で使用される言葉や表現を定義付ける背景や状況そのものを指す。』
(Wikipediaより引用)

つまり、コミュニケーションを図る二者間で共有している情報ということになります。例えば、「CD(シーディー)」と言った場合、一般的には「コンパクト・ディスク(Compact Disk)」を頭に思い浮かべますが、化粧品業界や服飾関係では会話の流れで、「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」を意味することがあるかもしれません。

こうした略語は最も顕著に現れるコンテクストの例でしょう。言葉にされず暗黙の了解として利用しているわけです。非言語コミュニケーションの一例といえるでしょう。

他にもコンテクストの例としては、ストーリーの背景として、現代の話なのか、100年前の昔のことなのかによって、世俗習慣や常識の違いということが理解出来ていないと、正しい判断が出来ない場合があります。こうしたコンテクスト情報は言葉にされず、文脈に流れる「ニュアンス」として感じられたりします。

つまり、非言語コミュニケーションによって言葉にする以上のことが伝えられたりするというコトです。

コミュニケーションには大きく分けて2つの種類があります。一つは「言語による」コミュニケーションと言って、一般的なコミュニケーションのことで、会話などがそうです。もう一つが非言語コミュニケーションで、言葉を使わないコミュニケーションです。

具体的には、声、表情、振る舞い、服装などで、特に第一印象を決めることも多く重要なコミュニケーション手段です。

[非言語コミュニケーション;声]
非言語といっても「声」は重要です。会話の中身ではなく、会話の際の声が言葉以上に大きな影響を及ぼすことがあります。声も非言語コミュニケーションでは大切な要素です。普段コミュニケーションをとっているときよりも声が低い、もしくは高いといった変化から読み取れることも多いのです。一般的に声のトーンが落ちると、気分が沈み気味。声のトーンが上がれば、ノリノリ。非言語コミュ二ケーションとは日常的なものです。

[非言語コミュニケーション;表情]
顔の表情は多くの情報を相手に伝えます。”顔色を伺う”という言葉もあれば、”目に力がある”という言葉もあります。特に”目”は、『目は口ほどのモノを言う』といわれるようにかなり多くのことを伝えます。目が大きく開いていると相手に興味を持っていると思われますし、瞳孔が大きく開くことも同じく興味を持っていると感じさせます。

[非言語コミュニケーション;動作]
腕の動かし方、立ち居振る舞いなどです。身振りやジェスチャーなど、言葉の通じない外国人と話をする際には間違いなくジェスチャーを行うことでしょう。言葉での会話とともにふさわしい動作を重ねて活用することでよりコミュニケーションは密になります。

NLPセラピーNLPカウンセリングなどを受けることで、自分の内面と向き合い、自分の短所や問題の種類、大きさに関係なく深い変化をもたらしてくれます。表面的な部分では、速読やフォトリーディングといったインプットに関する変化、内面的には人とのコミュニケーションや関わり方などのアウトプットに関する変化など。

もちろん、当サイトのテーマである非言語コミュニケーションに関しても、体系的に学ぶことが出来るのでコミュニケーションをマネジメントする手段を身に付けることが可能なのです。

コミュニケーションにおける非言語部分の占める割合は6割以上にものぼるといわれており、その部分をマネジメントすることが出来るということは、コミュニケーションの質を飛躍的に高めることができるというわけです。

相手の心理状態を把握し、自分の有利な方向に相手を誘導することも出来るのがNLPです。非言語によるコミュニケーション手法を駆使することによって、ラポール(信頼関係)の構築も格段に早く、確実になっていきます。

コミュニケーションを考える上で、この信頼関係はとても大切な要素になります。二者間に信頼関係がなければ、こちらのメッセージは充分に伝わりませんし、心の通ったコミュニケーションは実現できません。やはり、非言語のコミュニケーションをマネジメントして、相手との間に信頼感を築くことがコミュニケーションの充実には欠かせないものだと思います。

NLP(神経言語プログラミング)は心理学の分野での注目に留まらず、広く他分野でも活用が広がり始めています。一般の方も、NLPの資格を取って、NLPを広げる活動をスタートさせる人も増えていますし、NLPビジネスコンサルティングなど、ビジネスへの応用も進んでいます。

ビジネス活動も突き詰めれば、コミュニケーション活動の集まりなので、コミュニケーションスキルの集大成とも言われるNLPが活用されるのは当たり前のことかもしれません。

そのNLPには非言語コミュニケーションに関する方法体系も豊富なのですが、今回ご紹介するのは「キャリブレーション」です。キャリブレーションとは、相手の心理状態を非言語によるサインで認識することをいいます。

非言語によるサインとは、姿勢・動き、呼吸、表情、声のトーン・テンポなどの変化のこと。

例えば、何か心配ごとを抱えている時には、言葉では「大丈夫」と言っていても、声のトーンや顔色、表情、状態が見て取れることがあるでしょう。逆に、人が楽しい体験を思い出している時には、声がはずみ、血色が良くなり、口元を緩ませてその体験を語っていることで相手の心理状態が見て取れます。

この非言語コミュニケーションスキルである「キャリブレーション」は意識して練習することで、もっと些細なサイン、変化も察知できるようになります。非言語コミュニケーションスキルであるキャリブレーションを日常のコミュニケーションで活用することで、相手の言葉にならない気持ちや状態を認識し、より深いコミュニケーションをとることができるようになります。

NLP(神経言語プログラミング)はコミュニケーション心理学の一分野なのですが、その体系は思考体系というよりも、コミュニケーションにおける方法論と呼べるものです。そのNLPを学ぶことによって、コミュニケーションをマネジメントすることが可能となるため、NLPセミナーに通うビジネスマンが徐々に増えつつあるというのが現状です。

NLPを学ぶ中で、非言語コミュニケーションに関する方法論も多く関わってくるのですが、今回は「ページング」についてご紹介しましょう。

「ペーシング」とは、相手の話し方や状態、呼吸などに自分を合わせることです。コミュニケーションを図る際に話し方に注目して、声の調子やスピード、声の大小、音程の高低、リズムなどに注目して合わせていきます。

また、相手の状態に注目して、明るさや静けさ、感情や興奮状態などに合わせていきます。また、呼吸を合わせるときは、相手の肩や腹部の動きを観察し、同じ呼吸のリズムを取るように合わせていきます。

コミュニケーションにおいて、相手と話し方や状態、呼吸をシンクロさせていくことで相手に安心感を与え、信頼関係を築くことで会話をスムースにし、展開をいい方向にもっていくことが可能となります。非言語コミュニケーションの活用で、コミュニケーションの土台を作ると考えていいでしょう。

人は自分と共通点があると無意識的に好感を抱きます。この非言語コミュニケーションの「ペーシング」を行うことで、相手に安心感を与え、ラポール(信頼関係)を築くことができます。

コミュニケーションを考えるときに、「言葉」は非常に大切です。
言葉は「意味」を持ちます。「概念」とか、「考え」とか、「思い」といったものを発声によるサインに置き換えたものが、「言語」で、文字にしたものが「言葉」といえるでしょう。

言葉の成り立ちについては諸説あり、まだ詳しいことがわかっていないのが現状です。しかし、人間が根源的に持つ「伝えたい」という欲求が、長年にわたって繰り返され、集団の中で共通のサインとなって成立していったのだと思います。

つまり、言葉によるコミュニケーションは言葉が発明されてからの歴史しか持ちませんが、非言語によるコミュニケーションは言葉の誕生以前から脈々と生き続けるコミュニケーション手段と言えます。言葉が無い時代のコミュニケーションは、発声によって相手の注意を喚起し、身振り手振りのボディー・ランゲージや絵文字等を指し示すなどの行為によってなされていたと推定されています。

また、言葉によるコミュニケーションが主体となった現代でも、非言語コミュニケーションの重要性は全く変わっていません。こうした非言語コミュニケーション力を上げるコミュニケーショントレーニングとして、NLP(神経言語プログラミング)というものがあります。

NLPとは、世界的に有名な3人のセラピストのアプローチ方法を分析、体系化したコミュニケーションの方法論なのですが、これを学ぶことによって飛躍的にコミュニケーションスキルを上げることが可能だと言われています。

他者とのコミュニケーションにおいて、言葉で伝えられるメッセージは、伝えたいことの35%に過ぎず、残りの65%は、話し振り、動作、ジェスチャー、間の取り方(沈黙)など、非言語によるコミュニケーション手段によって伝えられると言われています。

人間は、言葉を手に入れ、格段にコミュニケーションを発達させました。その後、手紙、電話と技術革新のたびに、コミュニケーション手段を多様にしてきましたが、この四半世紀には、インターネットの出現で、e-メール、Web、ブログなど様々なコミュニケーション形態が生まれて来ています。

しかし、「言葉」を介したコミュニケーションでは、伝えたいことの3割強しか伝えられないのです。デジタルコミュニケーションでは、非言語コミュニケーションの情報は埋もれてしまっているのが現状ともいえます。

皆さんも携帯でメールを送る際に、絵文字を入れたり、表現を工夫したりと無意識のうちに、失った非言語コミュニケーションの情報を伝えようとしている経験はないでしょうか。案外と伝えたいことは、言葉にならなかったりする経験ありませんか?

ビジネスでも大切な商談の場合、「直接会って決めましょう」となるのは、言葉だけではわからない情報を欲している証拠なのです。

このように言語によらないコミュニケーション、つまり非言語コミュニケーションの役割が大きいことが、お分かりいただけると思います。非言語コミュニケーションのことをもっと知りたくなってきましたよね。