コミュニケーション-非言語によるもの

コミュニケーション、非言語手段によるものを中心に紹介します

非言語コミュニケーションの例として、『目は口ほどにものを言う』ということわざをご紹介しましょう。国語辞典などによると、
『言葉に出さなくても、目の表情で相手に伝えることができる。また、言葉でうまくごまかしても、目に本心が表れるものである。』
(weblio辞書|三省堂大辞林より引用)

言葉にしなくても目の表情で伝わることがあるというのは、どなたにも経験のあることではないでしょうか。男性が女性に”視線を送る”というのも様々なことが伝わる行為ですよね。

こうした目の表情については英語でも多くの表現があることからも世界共通だということが分かります。いくつか例を挙げてみましょう。

[英語で『見る』という動詞を表す単語]
・see(見る、眼に入る)
・look(見る、視線を送る)
・watch(見る、動きのあるものを注意して見る)
・sight(よく見る)
・glimpse(チラッと見る)
・glance(チラッと見る)
・gape(ぼーっと見る)
・view(眺める)
・browse(ざっと目を通す)
・skim(ざっと目を通す)

”見る”というだけでこれだけの単語が出てきます。それぞれ目の表情や行為までも眼に見えるようですね。目によって様々な勘定や情景が思い浮かぶのはそれだけ目の表情が豊富だということです。非言語コミュニケーションでも目の表情は効果的に使用することでグッドコミュニケーションを図ることが出来るのではないでしょうか。

以前にもご紹介しましたが、他社とのコミュニケーションにおいて、言葉で伝えられる内容は伝えたいことの35%程度に過ぎず、残りは、話しぶり・動作・ジェスチャー・間のとり方などの”非言語コミュニケーション”によって伝わると云われているそうです。

人間が今のように発展したのは、言葉と文字を手に入れたからだと云われています。
人間の脳とほぼ同じ脳を持つチンパンジーと人間を分けるのは言葉と文字だという学者さんもいらっしゃいます。

人間は言葉によって格段にコミュニケーションを発達させ、手紙、電話と技術革新のたびに、コミュニケーション手段を多様にしてきました。更にインターネットの出現で、e-メール、Web、ブログなど様々なコミュニケーションツールが生まれています。

しかし、コミュニケーションツールの充実度に比例して、格段にコミュニケーションが上手くなったかというと話は別なのではないでしょうか。言葉や文字で伝えられることに限界を感じていませんか。

携帯やパソコンでメールを送る際に、絵文字を入れたり、顔文字を入れたりと無意識のうちに言葉にならない情報を伝えようとしている経験はないでしょうか。ビジネスでも大切な商談の場合、メールや書面によらず直接会うのは、言葉だけではわからない情報を欲している証拠なのではないでしょうか。

コミュニケーションセミナーでは、言葉の使い方から非言語コミュニケーションの効果や役割、その方法などを学ぶことが出来ます。あなたもコミュニケーションについて学んでみませんか?

非言語コミュニケーションは、言語によらないコミュニケーション全般をいいますが、NLPを活用することによって効果的にコミュニケーションを図ることが出来るようになります

NLP(神経言語プログラミング)はコミュニケーション心理学の一分野なのですが、その体系は思考体系というよりも、コミュニケーションにおける方法論と呼べるものです。そのNLPを学ぶことによって、コミュニケーションをマネジメントすることが可能となるため、NLPセミナーに通うビジネスマンや一般の方が徐々に増えつつあります。

今回は非言語コミュニケーションにも応用出来るNLPの『ミラーリング』についてご紹介しましょう。

[ミラーリング]
ミラーリングとは、相手の身振りや動作を鏡合わせのように真似ることをいいます。合わせていくものは、相手の姿勢や座り方、見振り・手振り、表情などです。

この際、注意しなければならないのは、猿真似と思われるくらい、ぴったりと合わせるわけではないということです。

相手が手を上げたからすぐに手をあげるというのはなく、少し時間をずらしてから手を似たような方向に上げるという程度で充分ミラーリングの効果が得られます。ミラーリングとは、相手の感じている感情を見た目の動作や姿勢、表情を真似ることで、聞き手が話し手を理解する手段にもなるものです。

このミラーリングを行うことで、相手とのラポール(信頼関係)を築くことができ、コミュニケーションの前提となる信頼関係を構築するためのテクニックです。

『非言語コミュニケーション』と言ってしまうと、何か耳慣れない言葉なので難しいと感じるかもしれませんが、決してそんなに難しいものではありません。

コミュニケーションを2つの種類に分けて、言葉によるコミュニケーションを”バーバル・コミュニケーション”、言葉によるコミュニケーション以外を”ノンバーバル(非言語)・コミュニケーション”というわけです。このバーバル・コミュニケーションとノンバーバル(非言語)・コミュニケーションで人がいずれを重要視するかというと、実は非言語コミュニケーションを重要視しているということだそうです。

そのことは、意識的に言葉を無視しているというわけではなく、無意識のうちに影響されていると言えばいいのでしょうか。心理学の研究結果から、ノンバーバル(非言語)・コミュニケーションの占める割合が、8割から9割もあるという結果も…。

ノンバーバル(非言語)・コミュニケーションは具体的には、表情、服装、立ち居振る舞いなどのことで、英語では「プレゼンス」とも云われるものです。このプレゼンスを利用することで、効果的にコミュニケーションを図ることができます。具体的には、「相手の話しやすい環境を作る」、「相手の話に相づちを打つ」、「相手の話の腰を折らずに、最後まで聴く」、「落ち着いた態度で接する」などを心がけることです。フォトリーディングビジネス心理学などを駆使することで更に効果的にすることも可能です。

ポランニーという社会学者が提唱した「暗黙知」という言葉があります。暗黙知とは、『知識の背後には必ず暗黙の次元の「知る」という作動がある』ということを示した概念です。

よく知られている例ですが、分かりやすいのでご紹介します。
例えば、自転車に乗る行為は一度乗り方を覚えてしまうと年月を経ても乗り方を忘れないものです。しかし、自転車の乗り方を誰かに言葉で説明するのは難しく、増してや文章にしてマニュアル化しようと思うと膨大な量になってしまいます。つまり、人の身体には意識化されないものの、暗黙のうちに複雑な制御を実行する過程が常に作動しているということ。そしてその過程を言葉にしようとすると非常に細かい動作の説明となり、膨大な量になってしまうこと。

言葉や図式として表現できないが、明らかに存在する知識のことを暗黙知といいます。

自転車に乗るということはとても複雑なテクニックや体感を必要とするが、練習すればだいたいの人が乗ることが出来るというのも暗黙知のおかげだといえます。非言語コミュニケーションでも暗黙知は重要な要素となります。

しかし、コンピュータによって機械を制御しようと思うと暗黙知は通用しません。自転車に乗るロボットを作成しようと思うと倒れないようにバランスを取るという一事に関しても複雑な制御が必要となります。それ故、自転車に乗るロボットを開発しただけで大きなニュースとなるわけです。
(※ 人間の子どもが自転車に乗れるようになってもそれほど大きなニュースにはなりませんよね)

今回ご紹介するのは『コンテクスト』です。日本語では、「文脈」とか「背景」などと訳されます。まずは、辞書による説明を確認してみましょう。

『一般に、コンテクスト(あるいはコンテキスト)は、日本語では「文脈」と訳されることが多いが、他にも「前後関係」、「背景」などと訳される。コミュニケーションの場で使用される言葉や表現を定義付ける背景や状況そのものを指す。』
(Wikipediaより引用)

つまり、コミュニケーションを図る二者間で共有している情報ということになります。例えば、「CD(シーディー)」と言った場合、一般的には「コンパクト・ディスク(Compact Disk)」を頭に思い浮かべますが、化粧品業界や服飾関係では会話の流れで、「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」を意味することがあるかもしれません。

こうした略語は最も顕著に現れるコンテクストの例でしょう。言葉にされず暗黙の了解として利用しているわけです。非言語コミュニケーションの一例といえるでしょう。

他にもコンテクストの例としては、ストーリーの背景として、現代の話なのか、100年前の昔のことなのかによって、世俗習慣や常識の違いということが理解出来ていないと、正しい判断が出来ない場合があります。こうしたコンテクスト情報は言葉にされず、文脈に流れる「ニュアンス」として感じられたりします。

つまり、非言語コミュニケーションによって言葉にする以上のことが伝えられたりするというコトです。

以前にも一度ご紹介しましたが、非言語コミュニケーションを研究したアメリカの心理学者の興味深い調査結果をまず見てください。

◆顔の表情・・・55%
◆声の質、大きさ、テンポ・・・38%
◆話す内容・・・7%
(アルバート・マレービアン博士による「マレービアンの実験」)

この実験結果から、言葉によって伝わるものよりも非言語的要素によって伝わるものの方が圧倒的に多いことがわかります。人は顔の表情や声の質によって他人を判断しているといえます。

非言語コミュニケーションと少し趣旨が変わってしまう例ですが、英語に興味深い諺があるのでご紹介しましょう。

Speech is silver, silence is golden.
「雄弁は銀、沈黙は金」

だいたいの意味は、話すよりも沈黙が勝るときがあるというものです。よく話す人ほど、失言が多くなるのは自然なことかもしれません。話さなければ失言もありませんし、秘密を漏らしてしまうこともないという感じでしょうか。周りの状況をよく判断して、話すべきでないことは話さないように心がけましょうという教訓を示しています。

この諺は非言語コミュニケーションによって伝わるものを紹介するには相応しくないかもしれません。しかし、大切なのは言葉の大切さを知るということです。沈黙を嫌って何でも話してしまうというのは、言葉の重みを軽くしてしまいます。

言葉と非言語コミュニケーションを駆使して有効なコミュニケーションを図っていきましょう。

コミュニケーションには大きく分けて2つの種類があります。一つは「言語による」コミュニケーションと言って、一般的なコミュニケーションのことで、会話などがそうです。もう一つが非言語コミュニケーションで、言葉を使わないコミュニケーションです。

具体的には、声、表情、振る舞い、服装などで、特に第一印象を決めることも多く重要なコミュニケーション手段です。

[非言語コミュニケーション;声]
非言語といっても「声」は重要です。会話の中身ではなく、会話の際の声が言葉以上に大きな影響を及ぼすことがあります。声も非言語コミュニケーションでは大切な要素です。普段コミュニケーションをとっているときよりも声が低い、もしくは高いといった変化から読み取れることも多いのです。一般的に声のトーンが落ちると、気分が沈み気味。声のトーンが上がれば、ノリノリ。非言語コミュ二ケーションとは日常的なものです。

[非言語コミュニケーション;表情]
顔の表情は多くの情報を相手に伝えます。”顔色を伺う”という言葉もあれば、”目に力がある”という言葉もあります。特に”目”は、『目は口ほどのモノを言う』といわれるようにかなり多くのことを伝えます。目が大きく開いていると相手に興味を持っていると思われますし、瞳孔が大きく開くことも同じく興味を持っていると感じさせます。

[非言語コミュニケーション;動作]
腕の動かし方、立ち居振る舞いなどです。身振りやジェスチャーなど、言葉の通じない外国人と話をする際には間違いなくジェスチャーを行うことでしょう。言葉での会話とともにふさわしい動作を重ねて活用することでよりコミュニケーションは密になります。

非言語表現にはどのようなものがあるのでしょうか。例えば非言語表現というと身振り手振りなどがありますが、それ以外にも日言語表現はたくさんあります。今回はこの非言語表現について詳しく見て行きましょう。

非言語表現というと堅苦しいですが、雰囲気とか仕草、着ている洋服、笑顔、視線など思いつくだけでもたくさんの非言語表現があります。言葉にしなくても伝わることはたくさんあります。非言語表現には自然に伝わるもの、意識せずに伝わってしまうものだけでなく、意識して伝えるジェスチャーなども含まれます。

こうした非言語表現を少し分類してみましょう。
<非言語表現;視線>
じっと見つめ過ぎると、相手は自分の領域にまで踏み込まれたような気になります。逆に、下を向いたり、目をそらすと、自信の無さや相手に対する過剰な敬意が伝わります。

<非言語表現;姿勢>
ふんぞりかえった姿勢は、相手に威圧感を与えます。逆に、背中を丸めたり、首を前に出して下を向いた前かがみの姿勢は、自信の無さを表します。

<非言語表現;身振り>
腕組みをしたり握り拳を作ったりすると、威圧的・攻撃的になります。逆に、手を胸や口元に当てていると受け身的な印象を与えます。

<非言語表現;表情>
笑顔や微笑みは大切ですが、腹が立ったり、同意できない時に笑顔でいるのは、伝えたいことが伝わらなかったり、不自然な表情になります。

<非言語表現;声の調子>
荒々しいと、相手が身構えることになり会話が妨げられます。逆に、小さな一本調子の声では、聞いている人は本気だと納得しません。

NLPセラピーNLPカウンセリングなどを受けることで、自分の内面と向き合い、自分の短所や問題の種類、大きさに関係なく深い変化をもたらしてくれます。表面的な部分では、速読やフォトリーディングといったインプットに関する変化、内面的には人とのコミュニケーションや関わり方などのアウトプットに関する変化など。

もちろん、当サイトのテーマである非言語コミュニケーションに関しても、体系的に学ぶことが出来るのでコミュニケーションをマネジメントする手段を身に付けることが可能なのです。

コミュニケーションにおける非言語部分の占める割合は6割以上にものぼるといわれており、その部分をマネジメントすることが出来るということは、コミュニケーションの質を飛躍的に高めることができるというわけです。

相手の心理状態を把握し、自分の有利な方向に相手を誘導することも出来るのがNLPです。非言語によるコミュニケーション手法を駆使することによって、ラポール(信頼関係)の構築も格段に早く、確実になっていきます。

コミュニケーションを考える上で、この信頼関係はとても大切な要素になります。二者間に信頼関係がなければ、こちらのメッセージは充分に伝わりませんし、心の通ったコミュニケーションは実現できません。やはり、非言語のコミュニケーションをマネジメントして、相手との間に信頼感を築くことがコミュニケーションの充実には欠かせないものだと思います。